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被爆体験証言者 飯田國彦先生の被爆体験講話
2024.2.15
ブログ
今日は、広島から3歳の時に被爆体験をされた飯田國彦先生をお招きし、被爆体験講話をしていただきました。
テーマは「核兵器廃絶、世界恒久平和のための『人道的・人類的アプローチ』」です。次の3つの内容でお話いただきました。
Ⅰ 広島原爆の実相
Ⅱ 私の被爆体験
Ⅲ 人道的・人類的アプローチ
広島原爆の実相では、熱戦と爆風により、爆心地に近かった人々は、瞬時に粉灰となって飛散してしまい、遺体が残らなかった・・・という衝撃的なお話がありました。
私の被爆体験では、家族が生き埋めになったことや次々と家族、親族が亡くなっていくこと・・・3歳の國彦さんが生き埋めになって叫びたくても叫べなかった言葉「お母ちゃん、タスケテー」が80歳を過ぎた今でも突然その声が出て自分も周りもびっくりすることがあること、などとにかく辛い体験を語っていただきました。
人道的・人類的アプローチでは、最終的にとにかく核廃絶をしなければ、人類、地球は滅びてしまうというお話をしていただきました。
生徒たちは、奇跡的に生き残り、まもなく82歳を迎えるのにもかかわらず広島からお一人で長野まで来て力強く語る飯田先生のお話に引き込まれていました。生徒の感想文を読むのが楽しみです。
素晴らしい時間となりました。この講話から学んだことや新たに生まれた疑問をもって、現2年生は4月の修学旅行に出かけていきます。