人権教育講演会
本日より5月人権教育旬間が始まりました。
初日の今日は、満蒙開拓平和祈念館の事務局長をされている三沢亜紀さんをお招きして人権教育講演会が行われました。

本校では広島へ修学旅行に行き平和学習を行っていますが、全国でも最も多い満州への移民を行った長野、そして、市町村別では、最も多くの満州移民を送り出した富士見町だからこそ、今回は、満蒙開拓の歴史から語りかけてくるものを想像し、学び合いしました。
「(長野県は)目に見えない戦争の傷跡が、人々の心に残っています」と言われた言葉を紹介いただいたことが印象的でした。

基本的な知識として映像を見ながら満蒙開拓の歴史を学びました。

生徒はご講演の中で気になったところなどをメモして、真剣に聞いていました。
歴史を多面的に多角的に見ること、考えることの大切さを感じました。
日本人の子どもを引き取った李さんの「(わが子のように大切に育てた子どもが日本に帰っていってしまったことは)嬉しかった。」という言葉も印象に残りました。

歴史や出来事は、様々な立場や背景によって見えてくるものが違うということに気付かされました。
そのせいで、場合によっては差別も生んでしまうこと。良かれと思ってしたことが、逆の状況を生んでしまうこと。
そういったことがあることを知ったうえで、差別意識に気付ける「視座」「視点」をもてる人になれるようにしたいということ。
などなど、たくさんのことに気付かされるご講演でした。

ワークショップでは、満州から帰ってきた方の証言から、ある場面におけるその方の思いを想像して考え、何人かの生徒が勇気をもって発表してくれました。最後に、「想像力をもって、自分ではない他者と向き合って、世の中のことを考えていってほしい」というメッセージをいただきました。
今日の講演をきっかけにさらに人権教育旬間で、学びを深め人権感覚を磨いていってほしいと思います。そして、日常生活に活かしていきましょう。
本日は、富士見中学校のためにご講演くださり本当にありがとうございました。