学校の様子
SOSの出し方に関する教育(1学年)
2024.5.16
ブログ
1学年では、町の保健師の皆様を講師として、SOSの出し方に関する教育が行われました。
長野県が平成 29 年度に実施した「子どもと子育て家庭の生活実態調査」の結果によると、中学生の約8割が、勉強、進路、部活、友だちとの関係など様々な悩みを抱えており、 その相談相手として半数以上が「友だち」を挙げています。
また、「相談相手がいない」が 3.0 %、「相談せず自分で解決する」が 18.7 %を占めるなど、だれにも相談せず(できず)、一人で悩みを抱え込んでいる生徒もいます。
このような現状を踏まえ、長野県では思春期を迎えた中学生が、一人で悩みを抱え込まずにSOS を発信できる ようになるとともに、友だちの SOSを適切に受け止める方法を学べるように、「SOS の出し方に関する教育」を全県で展開 したいと考えています。
このことを受けて、富士見町では1年生の早い時期に保健師さんが学校に出向いてSOSの発疹ができるように、そして、友達のSOSを適切に受けとめられるように指導してくださっています。
誰にも相談できず、一人で悩みを抱えてしまうと、抱えきれなくなってしまうことも考えられます。SOSを安心して発信できる学校でありたいと思いますし、そもそもSOSを出す必要がない、誰もが安心して安全に生活できる学校づくりをしていきたいと心を新たにさせていただく機会にもなりました。